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セコムでトップ更迭劇 気になる飯田氏の影

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創業者で絶大な影響力を持つ飯田氏(右、2006年撮影)と、新社長になった中山氏(撮影:梅谷秀司)

不可解な解職劇から2週間余り。突然の解職に社内外から「なぜだ?」の声が上がっている。

警備最大手・セコムの前田修司会長(63)と伊藤博社長(64)がポストを追われたのは5月11日。取締役会での解職を受けて、2人は取締役を辞任した。2016年3月期まで4期連続で過去最高純益を記録し、今期も更新が見込まれており、突然の更迭は驚きをもって受け止められた。

日本銀行出身で、常務から昇格した中山泰男・新社長(63)は、「前田氏は約7年にわたり、強力なリーダーシップを発揮したが、副作用として自由な気風が失われた」「(前田氏・伊藤氏の)2人の経営では中長期的な成長が見込めない」と、解職の理由を説明する。「昨年末ごろから、前田氏に退任してもらって人心を一新したほうがいい、との意見が社内外の取締役から出ていた」という。

今年3月に設置された指名・報酬委員会(強制力のない任意の委員会)で4月以降、複数回にわたり前田氏に退任を打診しても拒否されたため、11日の取締役会で決議することになった。

関係者によると、指名・報酬委員会は、解職で一致していたわけではない。社内取締役3人・社外取締役2人から成る委員会でも意見が分かれ、最終的には取締役会で決めることになった。解職に賛成したのは11人の取締役のうち6人と僅差だ。前田・伊藤の両氏と、6月に退任する社内取締役3人の、計5人が賛成しなかったとみられる。

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