今年2月末時点の8700億円から、9月29日には4500億円へ──。鉄鋼メーカー大手、神戸製鋼所の時価総額が、半年余りの間に半減してしまった。
株価急落の引き金となったのは、同社が9月28日に発表した2016年3月期業績予想の下方修正。これまで1250億円(前期比4.6%増)としていた営業利益の見通しを、950億円(同20.5%減)へと減額した。背景にあるのは、屋台骨を襲った二つの“想定外”だ。
一つは鉄鋼事業における生産トラブルである。7月下旬に加古川製鉄所(兵庫県)で、変電所のトラブルにより部分的な停電が発生。操業回復の対策費用や修繕費の積み増しなどを迫られ、100億円近い減益要因となった。
もう一つが建設機械事業の減速だ。4月に発表した計画では同事業の利益を200億円と見込んでいたが、中国での販売不振を理由に7月に100億円へ下方修正。さらに今回、30億円に減額した。
かつては20万台近くあった中国の建機市場も、直近の景気減速を受けて、規模が急縮小。「14年は5万台に低迷。今年は3万台を割り込みそうだ」(建機部門の首脳)。
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