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ワンクリックでお坊さんを手配し、クレジットカードでお布施を支払う──。昨年12月、アマゾン ジャパンに登場した「お坊さん便」は、アマゾンがお坊さんまで扱うのかと世間をびっくりさせた。もちろん仏教団体は怒り心頭。全国の主要宗派などで組織する全日本仏教会(全日仏)は、「宗教行為をサービスとして商品にしているもので、アマゾンの宗教に対する姿勢に疑問と失望を禁じえない」と批判する。
お坊さん便は、葬儀仲介会社の「みんれび」が提供する僧侶手配サービスだ。みんれびはもともと、低料金の葬儀プランを提示して集客する代わりに、実際に葬儀を施行する葬儀社から葬儀価格の2割ほどの手数料を得るビジネスを展開している。お坊さん便はその付随サービスだ。
戒名はプラス2万円
利用者がアマゾンで購入するのは僧侶の手配を約束する「僧侶手配書」。画面上で注文すると、みんれびから法要の希望日時、場所、宗派を確認するメールが送られるので、それに返信する。その後、みんれびと提携している僧侶と電話で打ち合わせをする。
価格は税込みで3万5000円。御膳料や車代も含まれている。自宅に加えて墓前など別の場所で読経してもらう場合は追加で1万円が必要となり、戒名はプラス2万円で最も一般的な「信士(しんし)・信女(しんにょ)」「釋(しゃく)・釋尼(しゃくに)」を授けてもらえる。
みんれびは自社サイトで展開しているお坊さん便とアマゾン出品分では違いを設けた。それは、①通夜・葬儀は依頼不可で法要のみ、②菩提寺と付き合いがある人は利用できない──という2点だ。
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