外食市場の縮小は2011年に底を打ったが、回復度合いはまばらだ。日本フードサービス協会の統計によると、ファミリーレストランの売り上げが前年を上回る一方、ファストフードや居酒屋は前年を割り込んでいる。
日本マクドナルドは15年1月の異物混入問題が尾を引き、既存店が大苦戦。同年12月期の決算は380億円と上場以来最大の赤字を計上する見通しだ。改善が見込めない131店を15年中に閉鎖する計画を打ち出していたが、9月末時点の閉店はわずか8店。加盟店オーナーとの交渉もあり、思うように進んでいない。閉店と併行し、15年10月に導入した200円バーガー「おてごろマック」の浸透がカギとなりそうだ。
一方、居酒屋の中で苦境ぶりが目立つのがワタミ。15年12月に収益柱の介護事業の売却を余儀なくされた。居酒屋の赤字が響き、1ケタ台に落ち込んでいた自己資本比率は、事業の売却益で30%超まで回復する見通し。ただ、介護の売却で得た資金は大半を借金返済に充てるため、今後の再建に向けた軍資金は限られる。
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