10月8日、ソニーはベルギーの開発ベンチャー企業、ソフトキネティックシステムズの買収を発表した。同社はイメージセンサーを用いて対象物までの距離を測定する「距離画像センサー」の技術に強みを持つ。
ソニーは、そのセンシング技術を生かし、たとえば、身ぶり手ぶりで操作できるスマートフォンなどの開発を加速させる。自動運転化によって普及が見込まれる、車載用カメラや産業用ロボット、ドローンなどへの導入も視野にあるとみられる。
元々、ソニーのイメージセンサーは省スペースな設計や高精細な画像を実現できるため、スマホメーカーの引き合いが多い。米アップルのiPhoneにも入っている。
ソニーとしては、イメージセンサー事業を今後の成長エンジンと位置づけており、7月に公募増資などで得た4200億円を使って、生産増強や研究開発を行う計画だ。
ただ、米オムニビジョンに加え、台湾の半導体メーカーのTSMCが参入するなど、イメージセンサー市場も競争が激化。いずれ、半導体メモリや液晶パネルのようにコモディティ(日用品)化し、儲からなくなる懸念もある。
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