9月4日からドイツで開かれた世界最大の家電見本市「IFA」で、パナソニックは、湾曲型4Kテレビやビルトインキッチンなど、高価格帯の商品を前面に押し出した。津賀一宏社長は、「1~2年前は車を置くなど、コンシューマー向けから離れていたが、今回はそこに絞っている」と表明する。
2018年度に売上高10兆円(14年度実績は7.7兆円)を目指す中、B to B事業とともに力を入れているのが、海外家電事業の拡大だ。特に重視する欧州は、市場自体が大きいうえ、ブランドが現地で浸透すれば、ほかの地域にも効果があると見ている。アプライアンス社の楠見雄規副社長は、「中国やアジアでシェアが高いのは、独ボッシュなど欧州メーカー。その文化や製品に対してあこがれがある」と説明する。
欧州ではボッシュやシーメンス、ミーレなど、現地メーカーの勢力が強い。パナソニックは09年に本格参入したものの、白モノ家電の市場シェアでは10位以内にも入っておらず、思うように売り上げを伸ばせていないのが現状だ。楠見副社長は「欧州という市場に向き合いきれていなかった」と反省する。
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