最強のエアラインはどこか。指標はいろいろあるが、一般的に航空会社の規模を示すのは有償旅客キロメートル(有償で搭乗した旅客数に飛行距離をかけた値)だ。上の輸送実績のグラフを見てみよう。米国の3大フルサービスキャリアー(FSC)のユナイテッド航空、デルタ航空、アメリカン航空が圧倒的だ。米国の広大な国土にネットワークを張り巡らせ、飛行機が国民の足として定着、ビジネス渡航も活発だ。
米国系に割って入ってきたのがアラブ首長国連邦のエミレーツ航空(3位)。同社にはアジア・アフリカ・欧米への乗り継ぎがしやすいドバイを拠点空港とする利点がある。1985年にわずか2機で航行を開始したエミレーツは、常識を超える最新鋭機の大人買い(大量発注)で規模を拡大させてきた。
中国系の躍進も目覚ましい。中国経済の高成長を背景に、中国南方航空が5位。エアチャイナ(中国国際航空)、中国東方航空などいずれも国の関与が強い中国系の3社合計では首位のユナイテッドを上回る。
格安航空会社(LCC)も無視できない存在になった。LCCのビジネスモデルを構築した本家本元の米サウスウエスト航空が、ルフトハンザドイツ航空など欧州系の名門FSCを抑えて6位に食い込んでいる。
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