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株は知的なゲームだからこそ面白い 『インベスターZ』作者に聞く

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みた・のりふさ●1958年生まれ。岩手県出身。代表作に『ドラゴン桜』『エンゼルバンク』『クロカン』『甲子園へ行こう!』など。(撮影:梅谷秀司)

『インベスターZ』は2013年6月に連載を開始したが、企画はアベノミクスが始まる直前の12年秋から動きだしていた。きっかけは、別の連載のために高校野球の取材をしていたとき、私立学校の経営はとても厳しいと聞かされたこと。

いっそのこと学費を無料にする方法はないかと考えていたら、創立者が出した資金を運用することで学校を経営したらどうかと思いついた。それを生徒たちがやったら面白いんじゃないかと。学校を舞台にしたドラマに投資をミックスする、という発想で始めた。

連載を準備している間に株価が上昇し、こちらの企画と世の中の動きがちょうどリンクした。

投資は習うより慣れろ

ただ、私も編集者も株には無縁。外資系証券会社の知り合いに「こういう設定で運用資金は1000億円を考えている」と伝えたら「少ないね。3000億円くらいでいいんじゃない」と言われ、じゃあそれでと。利回りも年3%くらいを考えていたら、「最低でも7~8%ないとダメ」だと。何もわからないので、最初はそうした専門家に聞きながら、面白いと思ったことをストーリーに入れていった。

株式投資は知的なゲームだと思う。批判を浴びるからマネーゲームとはなかなか言えないのかもしれないが、僕のは漫画なので「ゲームなんだ、だからこそ面白いんだ」って繰り返し伝えていくつもりだ。

漫画の中で主人公は最初、「投資は習うより慣れろ」「何でもいいから好きな株を買え」と言われる。これは準備に時間をかけるよりも、まず経験して覚えることが株の世界ではいちばん重要だと思ったから。始めてみないことには楽しさも実感できない。

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