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ライフ #格差サバイバル術

自らストーリーを作り小刻みに購入する 低成長下でどう消費する?

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  • 山崎 俊輔 リタイアメント・アドバイザー/AFP
やまさき・しゅんすけ●企業年金研究所、FP総研を経て2001年独立。専門は退職金・企業年金制度と投資教育。企業年金連合会調査役を歴任。(撮影:尾形文繁)

買い物による達成感が味わいにくい時代だ。ネット通販サイトで検索して注文すれば、商品はすぐに手に入る。しかも購買履歴を分析したサジェスト機能で「あなたへのお薦め」が表示されるサイトもある。薦められるままに買っていれば、何の達成感もなく消費だけが進む。買い物の満足度をいかに高めるかは、売り手ではなく買い手が考えるテーマになりつつある。

そこで、低成長時代でも自分だけは高度経済成長時代にいるかのような満足を感じられる、そんな買い物術を伝授しよう。

大きな買い物をするときは、最初から高級品を買うのではなく、あえてグレードの低いものを買い、時間をかけてよりよいものに買い替えていく。いわば自分自身でストーリーを作るのだ。

私はFP(ファイナンシャルプランナー)として独立した頃、初めて自分の車を買った。10年落ちの中古車(三菱自動車のミニカ)で、価格は30万円。デザインがとても気に入っていたが、パワーウインドーではなく手回しで、走るとガタンガタンと音がするポンコツだった。7~8年ほど乗ったところでついにシャフト(車軸)が折れかけ、最後は時速15キロメートルを出すのが限界。修理に持ち込んだが、結局その場で廃車になってしまった。それでも最初の車でいろんな場所に出かけ楽しむことができた。

次に買ったのはスズキのアルトラパン。110万円ほどの新車を買うこともできたが、私はあえて80万円の中古の展示車を買った。キーレスエントリー、パワーウインドー、そしてきれいな内装。当時のモデルでは当たり前の仕様だが、前の車が古すぎただけに、ものすごく感動したのを覚えている。

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