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話をちゃんと聞かない人が頼られるはずもない訳 「ねえ、私の話聞いてる?」の喧嘩はなぜ起こるか

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「聞き上手」な人が仕事でもプライベートでも重宝されるワケとは?(写真:Sunrising/PIXTA)
3坪のたこ焼きの行商から、口コミだけで県外から毎年1万人を集める大繁盛店を作り、ユニークな人材育成法をこれまで延べ45万人に伝えてきた永松茂久氏。その永松氏がコミュニケーションの秘訣を明かし、2021年最も売れた会話の本『人は話し方が9割』の続編『人は聞き方が9割』より、「聞くことの重要性」について解説します。

「ねえ、聞いてる?」問題

「ねえ、あなた、ちゃんと聞いてる?」

「うん、聞いてるよ」

「聞いてない! あなたはいつも私の話をちゃんと聞いてくれないじゃない」

「ちゃんと聞いてるだろ! 何が不満なんだよ?」

このやり取りは古今東西、日本全国至るところで繰り広げられている、誰もが一度や二度は目にした、もしくは体験した光景でしょう。

時代が変わり、男性がソファに座って新聞を読んでいた姿が、スマートフォンやパソコンに変わっただけの違いで、この心理戦はずっと繰り広げられています。

「聞く」ということに対するすれ違い

この会話例の男性のように「話を聞いてる」と言う人の多くは、本当に話を聞いています。

ただし、「聞く」ということの解釈に違いがあるのです。

「話を聞いてる」と言う人の多くは「言葉」を聞いています。つまり内容はしっかりと把握できているのです。

しかし、「話を聞いてほしい」と言う人の多くは、その話の奥にある「感情」を聞いてほしいのです。

片方は言葉を理解するために聞く。そしてもう片方は感情を受け止めてほしくて話す。この2つの目的の違いがすれ違いを起こしてしまうのです。

そしてこれは男女だけでなく、上司と部下、友人関係、親子、すべてのコミュニケーショントラブルの元となる違いなのです。

このすれ違いがゆえに人間関係がうまくいかなくなるケースは山のようにあります。

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【聞き方がうまい人は少ない】

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