プロ直伝!家飲み用「レモンサワー」最強の選び方 「4つの観点」で考えるともっと美味しくなる
レモンを使った爽快さ、フルーティーさ、軽快さ、料理との相性の良さ、なんとなくヘルシーな感じ。それらが魅力となって、あらたに居酒屋での注文が増えていったのだった。
いま、コンビニやスーパーでは、たくさんの缶入りレモンサワーがところ狭しと並べられている。種類が多いことはありがたいが、悩ましいのは、どれがどういう味わいなのか、どれが自分好みの味かがわかりにくいこと。
そこで、筆者がレモンサワーの飲み比べをした結果をご紹介したい。レモンサワー選びの参考になるかもしれない。
まずは、缶入りレモンサワーをカテゴリー分けする。
分類は、「レモンの果汁感が多いか少ないか」と「甘いか辛いか」の2軸で、4タイプに分けた。ここで、雑誌Penの特集「ニッポンの美酒。」(7/1号、2020年)において、レモンサワーについてのページ内に掲載されたマトリックスをご覧いただこう。筆者がすべて試飲しマトリックスに落とし込んだものだ。
ちょうど真ん中あたりに位置する「こだわり酒場のレモンサワー」(サントリー)をベースにすると、果汁感多めは「琉球レモンサワー」「成城石井オリジナルレモンサワー」「ハイサワー」。果汁少なめは、「氷結ZERO」や「八海山 よろしく千萬あるべし 焼酎ハイボール ドライレモン」など。
また、辛口は「タカラcanチューハイ レモン」「キリン 本搾り レモン」。甘口は「キレートレモンサワー」「こだわりレモンサワー 檸檬堂」など、となる。
果汁の量と辛口甘口を基準だと4タイプくらいに分けることができ、これなら比較的シンプルで分かりやすいのではないだろうか。もちろん、すべての缶入りレモンサワーを網羅しているわけではないが、例えば、ここに掲載されている銘柄と掲載されていないものを比較していき、マトリックスに落とし込めば、ご自身独自のマトリックスができ上がるだろう。
レモンサワーに合わせたい料理とは
それでは、レモンサワーに合わせやすい料理とは何だろうか。
ウイスキーハイボールは食事に合わせやすいということで飲食店でも家飲みでも人気になったが、レモンサワーも同じ。いや、むしろ、レモンの爽やか風味があるため、より料理に合わせやすいといえる。
相性抜群といえるのは揚げ物だろう。とくに鶏の唐揚げとの相性に反対の人はあまりいないはずだ。
レモンの酸味とソーダの泡が脂っこさを洗い流し、鶏肉の旨味、油の甘味、揚げた香ばしさをぐっと引き立ててくれる。エビやイカ、ホタテなど魚介の揚げ物もすこぶるいい。
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