男性編集者が語る人生を変えた「占いの使い方」 「健康診断」のようなものだと思うのがいい

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「例えば、誰しも『現場を回すのがうまい』とか『どんな人とも上手くやっていける』、あるいは『1つのことを突き詰めるのに向いている』など自分の本質とされることは得意なはずで、仕事などに活かしやすい。本質的に合う人、合わない人もわかりますし、納得できる人も多いと思います。こうしたことを知れば、仕事や人間関係がとてもスムーズになる。もちろんバイオリズムで『攻め時』『不調な時』もわかりますから、自身の“戦術”を考えることもできるわけです」

自分が得意なことや不得意なこと、あるいは向き不向きがわかり、”占い的”にいいタイミングを知ることができれば、自分のことをより信じられるようになり、これが自信につながっていく。その結果、自分が思っている、あるいはそれ以上の成果をあげられる、というのは心理的な要素も大きいのではないだろうか。

「タイミングがいい人は、“運び”のいい人、つまり運のいい人です。チャンスに恵まれやすいのはそのためでもあり、自身のタイミング(運気)を知らないのはもったいない。そして自分は何者かとわかって自分を信じられるようになると、人は強くなれる。また、自分は大丈夫という自信は人をひきつけます。これからの風の時代に特に大切とされる自己肯定感を上げていくのにも、占いは有益なのです」

占いは後の人生を考える「きっかけ」

青木さんにとっても占いは、自らの今後の生き方やビジョンについて考える機会を与えてくれるもの。前述の通り、占いは信じる/信じないではなく、今後の人生を考えるきっかけや、あるいは参考となる考え方の1つと捉えれば受け入れやすいのかもしれない。

「風の時代」を持ち出すまでもなく、現代人にとって情報が重要なサバイバルツールであることは間違いない。玉石混交、数多ある情報の中からどれを選び、それをどう活かしていくか。それによって人生が大きく変わる人もいれば、それが日々の助けや充実につながる人もいるだろう。

「2021年は『財を築く年』だと、尊敬する風水の先生にうかがいました。風の時代の『財』とは今までに財とされていた不動産や現金ではなく、人間関係や有益な情報、自分のセンスなどを指します。2021年にこれらをどれだけ築いて行けるかが、今後の9年を決定づけるそうです」(青木さん)

先の見えない時代、と言われて久しいが、コロナによってさらに先行きが不透明となり、不安を抱えている人も少なくないだろう。占いに頼りすぎ左右されるのは本末転倒だが、これからの時代や自分の将来を考える上での1つの指標として付き合っていくのはどうだろうか。

島田 ゆかり ライター

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しまだゆかり / yukari shimada

月刊誌・企業広報誌などの編集を経て、フリーランスのライターに。寺社好きが高じ、お寺業界の様々なトレンド、裏事情などを取材、発信。ほか、女性のライフスタイルなどの企画・編集・執筆も手がける。

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