選ぶなら、どっち?「太らない食べ物」選手権 筋トレ社長が教えるダイエット「基本のキ」
野菜ジュースvs.マルチビタミン&ミネラルのサプリメント
「最近、野菜不足だから……」と思って、意識して野菜ジュースを飲んでいる人は多いだろう。残念だが、商品によっては気休めどころか逆効果になっている可能性がある。なかには、飲まないほうがマシという商品もたくさんある。というのも、野菜ジュースの中には「野菜エキスのちょっと入った砂糖水」みたいな商品もあるからだ。味が好きで他の食事を調整してでも飲みたければ止めないが、単に健康のために飲んでいるのであれば今すぐに中身を確認したほうがいい。「野菜不足=ビタミンやミネラル不足」と思って飲んでいるのであれば、野菜ジュースよりもマルチビタミン等のサプリメントで補給することをおすすめする。
正体は砂糖たっぷりのデザート
グラノーラやアサイーボウルvs.和朝食
はやりのグラノーラやアサイーボウル、健康的な朝食というイメージかもしれないが、その正体は砂糖たっぷりのデザートみたいなものだ。美味しさを追求するため、砂糖でたっぷりコーティングされているうえにタンパク質は少なく、ほぼ炭水化物で構成されている。ダイエットとは少し話がずれるが、この手の食品は食後の血糖値が急上昇しやすい「高GI食品」となる。体は上がった血糖値を下げるためにインスリンを分泌するため、血糖値が急降下。すると、血糖値の乱高下によって「朝から元気!」どころか体のだるさを助長することになる。また、空腹も感じやすくダイエットの大敵となる。加えて、インスリンが分泌されている間はカロリーが体脂肪として取り込まれやすく、インスリンを「太らせるホルモン」や「肥満ホルモン」と呼ぶ人もいるぐらいだ。
それならば、白米、お浸し、焼き魚、みそ汁といった、俗にいう和朝食のほうがよほど健康的。炭水化物、たんぱく質がバランスよく摂取でき脂質も少ない。せっかく日本伝統の朝食が健康的なのに、グラノーラやアサイーボウルの健康イメージにだまされ砂糖にまみれた不健康な朝食を食べないように気をつけてくれ。
グラノーラやアサイーボウルが好きで食べている人、栄養素やGI値を理解したうえで自分へのご褒美として食べている人を否定するつもりはいっさいない。しかし、健康を意識して取っている食品が意外と落とし穴であることは珍しくないことは覚えておいてほしい。
ここまで対決方式でお送りしたが、選ばれなかった食品はダイエット時に避けるべきということであって「絶対にNG」なわけではない。そして、もしダイエット時に避けるべき食品を食べてしまっても「一巻の終わり」となるわけではないので、焦る必要はない。ペースを崩さず、次の食事からリスタートすればいい。
実は、ダイエットなどで避けるべき食品を食べてしまっても、その後の調整がとてもスムーズにいく方法がある。それが、“マクロ管理法”だ。このマクロ管理法は、決められたカロリーと栄養素のバランスを守れば、食べる順番も食事の回数も食事のタイミングも自由という長続きしやすいメソッド。具体的な方法については、別の記事「『筋トレの鬼』は、結局何を食べているのか」で解説しているので、そちらを参考にしてほしい。
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