抽選に当たれば、”ぬれ手で粟”で大儲けと、個人投資家に根強い人気がある新規公開(IPO)銘柄。日本郵政グループという国策IPOがあった昨年に続き、今年もLINEやJR九州(九州旅客鉄道)など話題のIPOがあった。
さて、IPOは本当に儲かるのか。昨年11月以降の1年間にIPOをした銘柄を対象に、公開価格に対する11月1日終値の騰落率でランキングしてみた。公開価格は、株式の上場に先立って一般の投資家が購入するときの株価。人気の高い銘柄の場合、抽選に当たらないと、この株価で株を手に入れることはできない。
付記した初値騰落率は、上場後に初めて株式市場でついた株価に対する騰落率。抽選に当たらず、上場時に市場で株を買ったとしたら、現在の儲けがどうなっているかを表している。
郵政グループ3社は初値から2ケタの下落
首位のロゼッタは、専門分野に特化した翻訳サービスのベンチャー企業。人工知能(AI)とネット検索を活用した翻訳ソフトが特徴だ。公開価格に対して現在の株価は12倍で、初値に対しても2.3倍になった。成長期待に加え、AIというテーマ性でも人気化している。2位の農業総合研究所は、野菜の直売所の運営会社だ。約6000の農家から仕入れて、スーパーの直売所コーナーなど全国800カ所以上で販売している。
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