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巨大機関投資家GPIFは「危機的状況」にある もはや株式市場の「救世主」にはなれない

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  • 近藤 駿介 金融・経済評論家/コラムニスト

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公的年金を運用するGPIF。実は今回の英国のEU離脱ショックで「リーマン・ショック」以上の衝撃に見舞われているという。どうしてそう言えるのか(撮影:今井康一)

「英国EU離脱ショック」は、世界の金融市場に予想以上の大きな衝撃を与えた。株式市場と為替市場の一日の下落幅が2008年9月のリーマン・ショックの時よりも大きかったこともあり、日本のマスコミからは「リーマン・ショック以上」という声も上がった。だが、こうした見方をよそに、翌週から金融市場は安定的に推移した。

震源地となった英国の代表的株価指数であるFT100は6月24日に3.1%下落したが、6月27日からの1週間は主要国の中で最大の7.2%上昇を記録し、年初来高値を更新してきた。

GPIFは「リーマン以上の衝撃」に見舞われた

また、ニューヨーク(NY)株式市場も同様だ。NYダウが「英国EU離脱ショック」前日の水準をほぼ回復したのをはじめ、新興国の株式市場(MSCI Emerging Markets)もショック前の水準を上回るところまで反発してきている。「英国EU離脱ショック」に伴う市場の混乱は、「リーマン・ショック以上」になることなく、思いのほか早く鎮まったといえる。

こうしたなか、間違いなく「リーマン・ショック以上の衝撃」を受けたといえる分野がある。

それは日本の公的年金の運用である。

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【なぜ「リーマン以上」と言えるのか?】

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