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物語論で読む村上春樹と宮崎駿 大塚英志著

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まんがやアニメーションがジャパニメーションと呼ばれ、その世界化が喧伝されている。それは何かしら「日本的なもの」が世界に届いたからではなく、文学やアニメーションの形式がグローバルスタンダードに近づいた、すなわち物語構造が鮮明になった結果と、まんが原作者で評論家でもある著者は指摘する。

柄谷行人の批評をもとに1920年代のロシア・フォルマリズムによって発見された物語の構造論に照らして、村上春樹を事例に日本文学が80年代に「構造しかない文学」にいかに変容していったのか、さらに村上作品と宮崎駿作品の物語構造を検証し、「構造しかない物語」の中で二人が何を語ろうとしたのかを論じている。

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