第2回グッド・アクション表彰式に
日本企業の活力を見た
リクナビNEXT
<現場活性化部門>
株式会社オンデーズ
全国展開するメガネチェーン店「オンデーズ」が実施したのは、これまでの人事制度の常識をくつがえす「エリアマネージャー解散総選挙」だ。
職場の上司を部下が選ぶという異例の取り組みにより、初の選挙では、25歳の女性エリアマネージャーが誕生した。誰にでも昇進のチャンスがある社風に魅力を感じて、入社する社員が増え、離職率は50%の10分の1となる5%と、過去最低値にまで減少。7年連続で業績拡大にも結びついているという。
<現場活性化部門>
NTTコミュニケーションズ株式会社
「ていねいに働く人と向き合う」という、基本的な人事のスタンスでベテラン社員のさらなる活躍につなげたのが、NTTコミュニケーションズだ。
審査委員を務めた一橋大学大学院の守島教授のお言葉を借りれば、この取り組みは人事の面から言えばとても興味深い事例とのことだ。本来、もっと輝けるであろう世代に、一人ひとりにアプローチを重ねるという地道な努力もあって、文字通り活性化につながった好例だ。
<現場活性化部門>
株式会社ロックオン
年に1度、年末年始やお盆休みとは別に、9日間の休暇を義務づける「山ごもり休暇制度」を実施しているのが、eコマースやインターネット広告関連ソフトの企画開発を手がける株式会社ロックオンだ。
細野編集長は、こう評価する。「ただ単に休暇制度を作るだけでなく、連絡できないというところまで徹底し、さらに、各社員の負担の軽減も狙っています。休暇明けの社員に、どんな過ごし方をしたか発表してもらうことで、自ずと休日を有意義に過ごすことにもつながります。発表の場で、社員同士の意外な一面を見たり、和んだりするシーンも目に浮かんできますよね。こうしたシンプルな仕組みの中に、その効用が一石『多』鳥として実現できていることがすばらしいと思いました」