乱立するお気軽ネット副業、ホントに儲かるのは何？　無在庫販売で月商１６００万円の例も

オークションの裏技として、安く買った品物を、高く転売する「せどり」がある。これは古書の世界では昔からある方法で、価格相場をあらかじめ知っておけば、サヤ取りができる。携帯電話片手に「アマゾン・マーケットプレイス」の相場を見ながら古本屋街で１００円均一の本をあさり、サヤ取りできるお宝本を購入してアマゾンに出品すれば、それなりの儲けを期待できる。

オークションサイト間でのサヤ取りも可能。楽天が６０％、ＮＴＴドコモが４０％出資する「楽天オークション」の利用者は、全体の７割が携帯電話経由。利用者のうち６５％が女性で、しかも２５歳から３４歳の若い女性ユーザーの比率が高い。そのため、ベビー服の詰め合わせ（サイズ８０～９０センチが人気）、若い女性向けワンピース、ブランドショップの紙袋などの人気が高い。逆にヤフーでは高値で落札される古いパソコンやフィギュアといった男性向け商品は楽天では不人気だ。そこで楽天に出品されている不人気の品物を安く落札し、ヤフーに出品して差額を儲けることができる。逆にヤフーに出品されている若い女性向けのワンピースを安く落札し、楽天に出品した場合にもサヤ取りが可能だ。

ちなみに、楽天オークションは、出品者と購入者の間に楽天が介するため、ヤフーのようにお互いが直接やり取りをする必要がない。また、ヤフーでは禁じられている携帯電話端末の出品を、楽天は推奨している。自宅に眠る中古端末を売る場合には、楽天を使うといい。