トークライブを編み出した元左翼の波瀾曲折

「新宿ロフトプラスワン」はこうして生まれた

「新宿ロフトプラスワン」などを運営するロフトプロジェクト代表の平野悠さんに聞く(写真:筆者提供)
これまでにないジャンルに根を張って、長年自営で生活している人や組織を経営している人がいる。「会社員ではない」彼ら彼女らはどのように生計を立てているのか。自分で敷いたレールの上にあるマネタイズ方法が知りたい。特殊分野で自営を続けるライター・村田らむと古田雄介が神髄を紡ぐ連載の第7回。

新しい文化を生み出した「新宿ロフトプラスワン」

昨今、トークライブハウスの人気が高い。

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トークライブとは、出演者の話を聞くイベントであり、トークライブハウスはトークライブ専門の“箱”である。

出演者は、俳優、お笑いタレント、ミュージシャン、政治家、小説家、漫画家、ジャーナリスト、AV女優、風俗関係者……などなど多岐にわたる。それに加え、公には口にできないアウトローな人たちも登壇する。

客は、テレビや新聞などメジャーな媒体では、まず聞くことができないディープな話を求めて会場を訪れるのだ。会場は、異様な熱気で盛り上がる。現在では東京だけでも30軒以上のトークライブハウスが林立しているが、そもそもはたった1軒のお店から始まった。

「新宿ロフトプラスワン」である。日本一淫靡な街、新宿歌舞伎町ど真ん中の地下にある店内では、毎日オリジナルのトークライブイベントが開催されている。

兄弟店舗である4つのトークライブハウス「ネイキッドロフト」「阿佐ヶ谷ロフトA」「ロフトプラスワンウエスト」「ロフト9」も好調だ。

今が盛りのトークライブハウスだが、新宿ロフトプラスワンができるまでは、影も形もなかったのだ。22年前、突如として新宿に現れ、日本に新しい文化を生み出した。

そんな奇跡の箱を作ったのが、ロフトプロジェクト代表の平野悠さん(73)である。なぜ彼は、ゼロからイチを作ることができたのか、氏の人生から探ってみたい。

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1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。