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自宅の蔵から銃が出てきた彼女の壮絶すぎる体験 ペタペタ触り、たった半日、通報が遅れただけで

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  • 村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
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だんだん、Nさん宅へ訪れる警察官は減っていったが、それでも延々と捜査は続いた。

後から見つかった猟銃用の弾丸(写真:Nさん撮影)

警察官には

「銃を使えるか、使えないか、確認します。使えたら解体しなければいけません。私の経験からすると、おそらく使えると思います」

と言われた。

「もういい加減めんどくさくなってたので『もう解体しちゃってください』

って言いました。

ただ、話をしていた私の知り合いは、

『銃を取り戻せ!!』

『もったいない、すごい値打ちかもしれないのに!!』

って文句を言っていました。ただ私は銃の価値とかわからないし、もうどうでもよかったですね」

結局、Nさんのひいひい爺さんの拳銃は警察署で解体され、弾丸は自衛隊で処理されたそうだ。もちろん二度とNさんの手に戻ってくることはない。

アメリカ製の銃で高級品ではなかった

筆者は、Nさんに送ってもらった拳銃の写真からどのような銃なのか調べてみた。

銃のフレームの上の部分に彫られた

『XL DOUBLE ACTION .32 centre fire』

という刻印からたどることができた。

拳銃の刻印。フレームの上の部分に彫られている(写真:Nさん撮影)

アメリカにかつてあったホプキンス&アレン社製のダブルアクションのリボルバー銃であることがわかった。

ダブルアクションとは銃爪を引くだけで弾丸を発射できる、比較的新しい性能の銃のことだ。

海外のサイトでオークションされているのを見ると骨董品として1万~2万円ほどで落札されていた。

少なくとも、ものすごい高級品というわけではなかった。

「最後に、刑事さんが『鉄砲賣渡證』の書類を返してくれたんですが、それが今年の3月の半ばでした。つまり1年以上もかけて、やっと一件落着したわけです。正直、もうこりごりでしたね」

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【警察が古い銃に神経をとがらせたワケ】

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