人手が全然足りない!「介護業界」の新たな知恵

短時間でも働けるマッチングサービスの実態

マッチングサービスは介護業界の人手不足を助ける手立てとなるのでしょうか(写真:Ushico/PIXTA)

介護業界では年々人材不足問題が深刻化しており、厚生労働省は、団塊の世代がすべて後期高齢者となる2025年度までに約55万人の介護人材確保が必要と公表している。

しかし、介護人材の供給は追い付かず、介護労働安定センターの「2018年度介護労働実態調査」によると、介護サービスに対する従業員の不足感は年々増加しており、2018年には67.2%に達している。また、不足している理由は「採用が困難である」が89.1%と最も多い。

そうした状況に対し、国や介護事業者は、さまざまな角度から対策に取り組んでいるが、その中でも従来とは違う新しい人材確保策として注目されているのが、すきま時間を活用して介護施設で働きたいというスキマワーカーと、短時間でもよいから働き手を求める介護施設をつなぐ「マッチングサービス」だ。

人手を必要とする介護施設とマッチング

介護テック事業を手がけてきた、プラスロボ(東京都港区)は、すきま時間を活用して働きたい、スキルをシェアしたい、というスキマワーカーたちと、人手を必要としている介護施設をマッチングするスキルシェアサービス「Sketter(スケッタ―)」(α版)を2019年2月より開始した。

同社はスケッタ―専用サイトを開設。介護施設側は、頼みたい仕事内容と日時、報酬をサイト内に投稿する。施設側はスキマワーカーからの応募を待ち、条件が一致したワーカーを受け入れるという簡単な仕組みだ。

介護施設における仕事は、大別すると2つに分けられる。介護資格を必要とする身体介助などの「専門業務」と、介護資格を必要としない「一般業務」だ。一般業務は、レクリエーション(音楽、創作、ゲーム、体操など)、コミュニケーション(傾聴、見守り、外出、お茶出しなど)、イベント(誕生日会、交流会、季節行事、旅行など)、業務サポート(清掃、食事サポート、事務作業など)といった多岐にわたる。

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