アベノマスク「耳が痛くて使えない」呆れた実態

輸入会社社長と厚労省マスクチームの言い訳

サイズ調整ができず、装着できない人が多数出ている、ユースビオ社のマスク。多額の税金をドブに捨てたに等しい。社長の樋山氏は、厚労省がサイズを決めたと明言していたが、実際はどうなのか。

「いちおうサイズは実物で確認して、厚労省の男性職員が何人か着けたうえでお願いしていたみたいです。皆さんにぴったりのものは、この急ぎの中でご用意はできないので、ガーゼマスクも含めてワンサイズです。サイズが(合わない)というご指摘が別途あるので、いちおう大人用として調達したものですというのがわれわれのお答え。顔が小さい方もいらっしゃるし、大きい方もいらっしゃるんで、ぴったりにはなっていないということ」(前述の厚労省マスクチームの職員)

反省することは微塵もない、という姿勢だ。さらにこの担当者は、驚くべきことを口にした。

「1回目として、約2000万枚を55万カ所の施設に配布済みなので、2回目、3回目の布マスク配布もやろうと今は準備をしています」

なお、ユースビオ社は厚労省の追加発注には応じない方針だという。その理由とは─―。

「ちゃんとしたものを納めたのに、こういう取材やらで嫌になりました。はい。国民のためにと思ってやったけど、嫌になりました。なので、みなさんのせいでやめます」(樋山社長)

布マスクはこれから本当に必要か?

くしゃみをした際、マスクの種類によって効果に違いがあることを、可視化した動画が公開されている。制作したのは、研究機関やテレビ局に可視化計測の技術を提供している、カトウ光研だ。

最も効果が高いのは、「不織布を使用したサージカルマスク」。ほとんど飛沫は漏れていない。これに対して布製の「ガーゼマスク」(安倍首相が使用しているものに近い)では、飛沫が30センチ以上先に届いている。なお、若者に人気のウレタンマスクに至っては、布マスクより大量の飛沫を通過させていた。

ガーゼマスクは飛沫が30センチ以上先に(写真上)。不織布マスク(下)はほとんど飛沫が漏れていない(写真:「飛沫・エアロゾル発生装置によるマスク機能性評価」カトウ光研より)
次ページそうこうするうちにマスクの流通が回復してきた
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