ジェットコースターの急坂を迎えた日本
木本:日本の人口はどのように変化するのか。今日は、人口問題について教えていただきます。
まず、「日本人口の歴史的推移」という面白い形をしたグラフが、いま私の目の前にあります。
森田:これは長期的な日本の人口推移をグラフにしたものです。西暦600年から2200年までの人口の推移を見ると、平安時代が500万人強、関ヶ原の戦いの時で現在の10分の1の1200万人、江戸時代に3000万人を超えて、明治以降、急激に増えました。2010年まではドカンと上がったわけです。ところが、そこが頂点で、これからジェットコースターのフリーフォールのように急減していきます。

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