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首相が「大至急」と警告"PHP騒動"は序章だった…人間が10年見落とした欠陥をAIが数分で暴く《ネット社会崩壊》の恐怖

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10月21日に高市首相がポストした内容。これで動いた経営者も多いと思われる(画像:高市早苗Xより)
  • 北畠 徹也 シニアAI・IT戦略コンサルタント/プリンシパル・ソフトウェアアーキテクト(COOLJAPAN OÜ 創業者)
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建物に例えてみよう。われわれが実際に目にする「地上の内装(最新のAIシステムやWebサービスなど)」は、火災や地震に強い最新の安全素材(PythonやJavaなどの新しい言語)で作られている。だからこそ、発注する経営者や官公庁の担当者も「最新の安全な技術を使っている」と安心する。

ところが、その建物を支えている「基礎杭」や「水道管・ガス管」にあたる部分――AIの膨大な高速計算や通信データの圧縮・暗号化といった裏方をのぞいてみると、実は40〜50年前に作られた古い設計の技術(C言語やC++と呼ばれる言語)がそのまま使われているのだ。

古い言語で作られた部品は処理スピードこそ速いものの、データの「あふれ出し」を自動で止める安全装置がないという構造的な弱点がある。そのため、「許容量(メモリ)を超えてあふれ出したデータが、隣の重要なデータを上書きして、外部からの不正操作を許してしまう」という惨事につながる。

なぜ「最新の安全な技術」で作ったシステムでも穴が開くのか?(図:筆者作成)

「内装は最新、地下の配管は40年前」が招いた10月の混乱

8月のパブリックコメントで「いくら表向きの言語が安全でも、裏側で古い言語に頼っている限り、システム全体の安全性は担保されない」と指摘されていた懸念は、わずか2カ月後の10月下旬、まさにそのままの形で現実のものとなった。

10月に世界中のIT現場をパニックに陥れた一連のトラブルの多くは、まさに「古い言語製の部品」の欠陥をAIに突かれたものだったのである。

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