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首相が「大至急」と警告"PHP騒動"は序章だった…人間が10年見落とした欠陥をAIが数分で暴く《ネット社会崩壊》の恐怖

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10月21日に高市首相がポストした内容。これで動いた経営者も多いと思われる(画像:高市早苗Xより)
  • 北畠 徹也 シニアAI・IT戦略コンサルタント/プリンシパル・ソフトウェアアーキテクト(COOLJAPAN OÜ 創業者)
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なぜ2026年の今になって、世界中のシステムで一斉にボロが出始めたのか。その背景には、「AI(人工知能)による弱点探しの自動化」という、サイバー空間の劇的な構造変化がある。

これまでソフトウェアの欠陥を探す作業は、高度な知識を持つ人間の専門家が、何百万行というプログラムの設計図(コード)を目で追い、何年もかけて見つけ出す「職人技」だった。ところが現在、高性能化したAIにプログラムを読み込ませることで、人間が10年以上見落としていたような複雑な設計ミスを、わずか数分から数時間で機械的に洗い出せるようになった。

攻撃側も防御側もAIを使って「システムの急所」を猛スピードで掘り起こす時代に入り、これまで安全だと信じられていたITインフラの前提が根底から覆されようとしている。

なぜ2026年秋、世界中の「実績あるシステム」で欠陥が相次いだのか?(図:筆者作成)

デジタル庁のAI「源内」にも潜んでいた“二重構造”の死角

この問題は古いシステムだけにとどまらず、最新のAIシステムや、国が主導するプロジェクトも同じリスクを抱えている。象徴的な事例として、デジタル庁が進めている行政向け生成AIプロジェクト「源内(GenAI)」を巡る動きを見てみよう。

デジタル庁は現在、省庁の業務効率化などを目的に、独自に開発した生成AI(源内)を「オープンソース」として提供し、自治体や民間への普及を図っている。

このシステムには、現在のAIで標準的に使われている「Python(パイソン)」や「TypeScript(タイプスクリプト)」といった、比較的新しく安全性の高いプログラミング言語が採用されている。

一見すると非の打ちどころのないシステムだが、今年8月、政府が実施したサイバーセキュリティ関連法案のパブリックコメントにおいて、この源内のリスクを指摘する専門家の意見が公式に記録された。

そこで指摘されていたのは、現代のITシステムが抱える「見えない二重構造」の問題である。

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