言葉では責任を認めて謝罪している一方、表情には、謝罪の場面で想起されやすい悲しみや羞恥、恥、罪悪感に関連する動きよりも、厳しさが目立ちます。声にも厳しさが感じられます。
もちろん、悲しみなどの表情が見られないからといって、「謝罪の気持ちがない」というわけではありません。ただ、厳しい表情や声は怒りを想起させます。
今回の犯罪行為に対する怒りが表れていると解釈するのが自然に思われますが、謝罪の場面では、その怒りが誰に向けられているのかが聞き手に伝わらず、誤解を生む恐れがあります。
登壇者間で異なる「表情の特徴」
一方、続いて謝罪したGMOインターネット株式会社 代表取締役 社長執行役員の伊藤正氏、同社副社長執行役員の山下浩史氏、GMOインターネットグループ株式会社取締役グループ副社長執行役員・CFOの安田昌史氏には、それぞれ口角が引き下げられ、眉の内側が引き上げられる、悲しみに関連する表情が見られます。特に安田氏には、眉の内側が引き上げられる動きがもっとも明瞭に確認できます。
同じ謝罪の場面でありながら、熊谷社長とほかの登壇者とでは表情の特徴が異なっています。こうした対照性も、会見冒頭における「ズレ」を際立たせていたと考えられます。
一連の謝罪に続き、伊藤氏、山下氏、安田氏から、インシデントの概要や詳細、グループとしてのセキュリティーガバナンスについて説明がなされました。


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