「実は、新造時の9000形で使われたモケットはアンゴラヤギの毛を織り込む糸の素材が違っており、その関係で異なる色合いに見えるのです。9000形でもモケットを張り替えた座席は8000形と同様になっているので、見比べてみてください」
9000形のうち第3編成と第4編成は沿線の竹林をイメージした全面ラッピングが施され、24年の延伸開業に備えて導入された3本は沿線のキャラクターや四季の風景を描いた全面ラッピング車両となっていたが、現在はいずれも通常のデザインに。
一方、第4編成は車内の通路が石畳風のデザインとされたほか、客扉上に設置された情報案内モニタの位置がわずかに変更されるなど、細かな違いがあって興味深い。
北急車両でも進む世代交代
デビューから40周年を迎えた8000形は、27年1月に1編成が引退し、残る2編成も順次運行を終了することが発表済みである。これらを置き換える9000形の搬入も始まっており、数年のうちに車種の再統一が実現するだろう。
今後は8000系の愛称を受け継ぎ「ポールスターⅡ」と名付けられた9000形が、大阪の大動脈である御堂筋線においても、北急の存在をアピールしていくに違いない。

