こういった価値観においては、軍用犬開発のニュースも「犬にどのような能力を持たせるか」といった技術的な話にとどまらず、そもそも「戦争にどう向き合うか」という問題として受け止められている。
先例は楽天、“軍事のにおい”で退店・不買まで
同様に防衛産業との関わりに反発が向けられた例として、2026年8月に報じられた楽天の軍用ドローン事業への協力がある。楽天はドイツのヘルシング(Helsing)と提携し、同社の日本での窓口となって、軍用ドローン「HX-2」の国内販売や、自衛隊への導入支援を担うとされた。
Xでは当時、この協力から撤退しない限り楽天を使わないと表明する投稿や、不買を呼びかける投稿が見られた。このような行動を見ると、既存サービスに直結するか否かではなく、「軍事のにおい」を理由として、利用の可否を決めていることがわかる。
雑誌「通販生活」を発行するカタログハウスをはじめ、出版社や飲食店などが「楽天市場」への出店を取りやめる動きも出た。理由として各社は、攻撃型ドローンの導入支援などの報道を受け、「自社の企業理念と相いれない」「自分たちの反戦の思いと相いれない状況になった」といった趣旨を説明していた。


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