有料会員登録
キャリア・教育

朝ドラ《ブラッサム》「血で書いたラブレター」に「新任教師との恋」…若き日の宇野千代の"モテまくった日々"

6分で読める
宇野千代 朝ドラ ブラッサム
(写真: keyphoto / PIXTA)
  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)

INDEX

生涯を通じて結婚と離婚を繰り返すことになる、宇野千代。最初の結婚生活はたったの10日で、ピリオドが打たれた。相手は、従兄の雄一(自伝『生きて行く私』での表記、本名は藤村亮一)である。

横暴な振る舞いが多かった父の俊次が、伯母との間で強引に進めた結婚だけに、激怒されるはずだと、千代は覚悟を決めたことだろう。だが、勝手に嫁ぎ先から逃げ帰ってきた千代を、父が怒ることはなかったという。

刃物を振り回して暴れた父

このとき、父はすでに病魔に冒されており、そんな気力も失われつつあったらしい。ドラマ『ブラッサム』では、そんな千代の父をモチーフとした葉野清治を、渡部篤郎が演じて話題となった。

ドラマでは、病に伏していた清治が半狂乱状態になり、刃物を持って暴れまわる場面があったが、宇野千代の実体験に基づくものだったようだ。千代は自伝『生きて行く私』で、当時をこう振り返っている。

「誰もそばにいなかったほんのちょっとの隙に、父は台所にあった出刃庖丁を手に持って、往還さきににじり出たのであった。『寄るな、寄って怪我するな、寄るとどいつもぶった切るぞう』と言って、庖丁を振り廻した」

その後、まもなくして父は死去。57歳でその生涯を閉じた。

2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数