また、千葉から訪れた母親と大学生の息子は、終了後に感想を交わせるのが面白いと話す。最新のゲームにも親しむ息子は、「コードレスでこれだけの体験ができるようになったことが興味深い」と語った。
一人で東京から参加した30代女性は、ホテルに前泊して東京ディズニーランドを訪れるほどのテーマパーク好き。「世界観が細部まで作り込まれていて、満足感が高い。4000円でも高いとは思いません」と評価した。
デートで訪れたカップルの女性は、歴史学科でエジプト史を専攻。「知識として知っていたものを実際に見られた感動があった」とのこと。
テーマパークやゲームなどの没入体験好きな人にも、作品で取り上げる史実に詳しい人も、満足のいくコンテンツだったようだ。
8割がVR初体験――ゲーマーではない人がやって来た
イマーシブジャーニーの日本国内でのこれまでの累計来場者数は約35万人超。そのうち約65%が女性で、最も多い年代は40~60代。しかも8割以上がVR初体験者だという(*2)。
新しい技術に敏感な若者やVR愛好家だけではなく、美術館や博物館を訪れるような、文化や歴史への関心が高い層や、普段は親和性が薄いと思われる熟年層に広がっているのが面白いところだ。
同施設の運営会社のCinemaLeap代表の大橋哲也氏は、文化的コンテンツを選んだ理由を次のように分析する。
「VRの特性は、実際には行けない場所や、過去の時代へ行けることです。単なる空想ではなく、史実や時代考証に基づいた作品にすることで、知的好奇心の強い方や、教養系コンテンツに関心のある方に届くと考えました」(大橋氏)


※ログイン後、コメント入力が可能です。