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福岡の「81歳の宇宙人」が焼く《行列が絶えない絶品ハンバーガー》、国内や海外にも"弟子"が増える背景

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今屋のハンバーガー 福岡
注文を聞くと、次々に調理を進めていく。まさに熟練の職人だ(写真:筆者撮影)
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コッペパンに具を挟むハンバーガーの販売を始めて、当初は人が集まる場所に出向いていた。かつて映画館が土曜にオールナイト上映をしていた頃は、映画館の前で販売したこともある。

「休憩時間になると、お客さんがバーッと買いに出てきよったとよ」

その後、西公園に拠点を構え、この地で約45年にわたって営業を続けてきた。「不景気でさっぱり売れないときもあったとよ」と打ち明けるが、今では福岡のご当地グルメの一つとして、広く知られるようになった。

試行錯誤から生まれたハンバーガー

「昔、丸いパンにトマトやレタスなどを挟む、いわゆる普通のハンバーガーも売ってみたけど、全然売れんやった」。そこで、コッペパンにさまざまな具材を挟む独自のハンバーガーに絞り、試行錯誤を重ねて今のメニューにたどり着いた。

ボリュームたっぷりのミックスエッグ。手作りならではの温かみのある味わいで長年愛されてきた(写真:筆者撮影)

注文を受けてから、熱々の鉄板でハンバーグやウインナーなどを焼く。それらをパンに挟み、オーブンでこんがりと焼き上げる。メニューの人気ベスト3は、フランクエッグチーズ(500円)、エッグバーガーチーズ(450円)、ミックスエッグ(450円)。ミックスエッグにはハンバーグとウインナー、卵が入り、ボリューム満点だ。

「お腹いっぱいになってほしいけんね。卵を入れるとおいしかよ」

焼きたてを受け取ると、ずっしりと重い。香ばしく焼かれたパンの中には、キャベツもたっぷり入っている。

「ミンチとキャベツを炒めて、ニンニクと塩コショウをきかせてます。よそは生野菜やろ。生だと冬は冷たくなるけん、あったかくする方法はないかなと思って炒めることにしたとよ」

銀色に輝く車内はまるで宇宙船のよう。「時間をかけてこんがり焼くのがポイントよ」(今崎さん)(写真:筆者撮影)

玉ネギのうま味を感じるジューシーなハンバーグも、今崎さんの手作り。「業者に頼んだら高くなって値上げせんといかんから、自分で作りよる。あ、でもパンとウインナーは信頼できるところから仕入れるよ。それはさすがに作りきらんけん」と冗談めかして笑う。

甘辛くてまろやかなソース作りは、何年やっても難しいという。

「ケチャップやソースなどを煮込み、数日寝かせて味をなじませる。同じ作り方でも日によって微妙に違うけん、最後に調整しよる。納得できるものができたときが一番うれしい」

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