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ライフ #愛おしきレトロアパレルの世界

「59歳の自分は、何を着たらいいのか…」 DCブランドブームを謳歌した元ハウスマヌカンが陥った"おしゃれ迷子"の正体

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二次会
結婚式の二次会での由紀さんとご主人(写真:由紀さん提供)
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毎日カップラーメンやシャケ弁当で節約し、給料をつぎ込んでおしゃれをする。そんな姿は、当時サブカルチャーの世界でも活躍していた、いとうせいこう氏が作詞に関わり、1986年に大ヒットした楽曲『夜霧のハウスマヌカン』(歌:やや)に描かれる「ハウスマヌカン像」と重なる。

「個性」と「ときめき」が大事だった1980年代のファッション

由紀さんがショップで働いていた1980年代後半は、一目でブランド名がわかるような、大きなロゴのついたものや個性の強いものほどよく売れたという。

フランドルクラブらしいエンブレムとロゴの大きく入ったブルゾン(写真:由紀さん提供)

「あの頃は、雑誌に載るブランドの価値やカッコよさ、最先端のファッションに近づこうと必死でした。私だけじゃなく、ブランド好きな人は、無理してでもおしゃれでいたいというエネルギーに満ちていました」

由紀さん自身が当時、服を買うときに大切にしていたのは、「ときめくかどうか」「手持ちの服とコーディネートできるかどうか」だったそうだ。個性の強い服が多かっただけに、コーディネートの難易度が高かったのである。

社会人になり、オーストラリアを旅行したときの由紀さん。メンズフランドルのピンクのジャケットに、ダンガリーシャツを前で結んで(写真:由紀さん提供)

現代については、「当時と比較すると没個性ですね」とやや辛口だ。

由紀さん自身、「今は、機能性が高く楽に着られることを重視し、『自分らしさ』や『似合うかどうか』で選ぶことが多い」という。

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