入社2年目には、当時大人気だった四駆(四輪駆動の自動車)の日産テラノを購入し、海やスキーへと出かけた。ホイチョイ・プロダクション(現:ホイチョイ・プロダクションズ)制作の映画『私をスキーに連れてって』が大ヒットした時代らしい。「かわいいコンパクトカーを運転する女性が多かった時代なので、珍しがられました」。
20代半ばで大流行したボディコンは、あまり着ていなかったそうだ。「1着だけ、フランドルのダブル金ボタンのついたボディコンワンピースを持っていて、ボディコン派の友達と一緒に、大人っぽいディスコに通っていました」。
27歳で結婚。二次会で着るため、憧れのブランド服を購入
就職して4年ほど経った1994年、27歳で結婚を決め、結婚式の二次会で着る服を購入することになった。「一生に一度のことだから、憧れのブランドの服にしよう」と考えた由紀さん。
「ずっと憧れていたのは、BIGI、メルローズ、ニコルなどです。主人が、TAKEO KIKUCHIを購入したというので、じゃあ私はBIGIにしよう、となんばCITYで購入しました」
1970年に設立されたBIGIは、日本のDCブランド(デザイナーズ&キャラクターズブランド)ブームをリードした草分け的存在である。
BIGIの創設期には、のちにTAKEO KIKUCHIを立ち上げた菊池武夫氏がメインでデザインを手がけていた。1973年に菊池氏がメンズビギを立ち上げると、BIGIは稲葉賀恵氏が牽引することとなる。
現在はBIGIというブランドはないが、菊池氏のメンズビギと稲葉氏のMOGAは健在である。現在の「ビギグループ」は、1970年代から続く人気ブランドを多数抱える一大グループだ。グループには、1990年代に一時代を築いたパパス(Papas)や、著名人にも愛好家の多いピンクハウスを運営する企業も含まれる。


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