この歴史的な発表と時を同じくして、マクラーレンはプラグインハイブリッド(PHEV)スーパーカー「アルトゥーラ」の試乗イベントを行った。マクラーレンは今年の6月30日をもって、V8エンジンを搭載した「750S」と「GTS」の日本市場向け生産を終了しており、次期型スーパーカーや期待のSUVが登場するまで、オーダーできる新車は「アルトゥーラ」のみとなっている。
そこで「アルトゥーラ」の魅力を再発信すべく試乗イベントが開催されたというわけだ。今回は東京から福岡までの往復を4つのレグに分け、リレー方式でつないでいくロングドライブ試乗で、筆者には名古屋から軽井沢を経て東京に戻る最終レグを担当する機会が与えられた。
アルトゥーラのバリエーションと基本スペック
ここで改めてアルトゥーラを説明しておくと、21年に発表されたマクラーレン初の量産ハイブリッドカー。ハイブリッドカー専用の新プラットフォームである「マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)」を採用。ボディタイプはクーペとオープンのスパイダーの2タイプがある。このMCLAはバスタブ型のカーボンモノコックであり、一般的な金属製モノコックと違って屋根にボディ剛性を依存していないため、オープン化によるボディ剛性の低下がないことも大きな特長である。
エンジンは3リッターV6ツインターボで、8速オートマチック(DCT)を組み合わせる。そのハウジング内に軽量、薄型、高出力なアキシャル・フラックスモーターを内蔵しており、モーター単体で最高出力95PS、最大トルク225Nmを発揮。車体後部に7.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、約33kmのEV走行と最大130km/hまでの加速を実現する。エンジンと合わせたシステム最大出力は、最高出力700PS、最大トルク720Nmに到達。それでいながら車両重量は1510kg(車検証参照)とPHEVながら非常に軽量となっている。


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