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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

「アルタ前を深夜封鎖」「3作品の同日ロケ」…60年、"撮影禁止"だった《新宿・歌舞伎町》が"撮らせる街"へと変貌したワケ

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歌舞伎町
日本の繁華街を象徴する“眠らない街”新宿・歌舞伎町(写真:筆者撮影)
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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歌舞伎町ロケは、街にどのような変化をもたらしたのでしょうか。興味深いのは、ロケのしやすさと街の治安状況が密接に関わっている点です。

かつてはトー横キッズの問題などが取り沙汰されていましたが、警察による取り組みや地元の治安改善活動が功を奏し、少しずつ雰囲気が変化してきました。撮影が増えて世間の注目が集まる中、治安が良くなり街の管理が行き届いたことで、街のイメージアップに向けて相乗効果が生まれつつあります。

歌舞伎町の西端を南北に走る「区役所通り」。左手には新宿区役所がそびえ、右手にはホストクラブやカラオケ店などが立ち並びます。行政の中枢と歓楽街が隣り合う象徴的な場所です(写真:筆者撮影)

地元新宿区では、東京都と警視庁との3機関合同で「歌舞伎町対策協議会」を今年6月に設立し、連携して治安の改善に取り組んでいます。

2024年には「3作品の同日ロケ」も敢行

また、東宝の拠点進出なども相まって観光地としての側面が強化されたことで、地元の商店街もロケ撮影への理解を深め、「街の活性化」という前向きな視点が広がってきたことも重要な変化です。

急増する外国人観光客はシネシティ広場に面するアパホテルなどに泊まる人も多く、ロケがあると自然と集まってきます。東京ロケーションボックスの担当者も、「外国人観光客にルールを説明するケースが増えてきた」と話します。

シネシティ広場で開催された東京ロケーションボックス主催の企画展「東京フィルムワンダーランド!」。この広場で映画『シティーハンター』の撮影や中国映画『唐人街探偵 東京MISSION』の大規模ロケが行われてきました(写真:筆者撮影)

繁華街での撮影は制作陣にとってとりわけ魅力的で、以前は断念してきたというベテランの監督からの熱烈なオファーが絶えません。

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