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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

「アルタ前を深夜封鎖」「3作品の同日ロケ」…60年、"撮影禁止"だった《新宿・歌舞伎町》が"撮らせる街"へと変貌したワケ

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歌舞伎町
日本の繁華街を象徴する“眠らない街”新宿・歌舞伎町(写真:筆者撮影)
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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24年には、小池栄子さん・仲野太賀さん主演のテレビドラマ『新宿野戦病院』(24年、フジテレビ系列)や、北村匠さん主演の映画『愚か者の身分』(25年)、杉咲花さん主演の映画『ミーツ・ザ・ワールド』(25年)という3作品のロケが同日に重なった日もあったといいます。

ドラマ『新宿野戦病院』や映画『シティーハンター』が撮影された歌舞伎町さくら通り。狭い路地にキャバクラやホストクラブといったナイトスポットが立ち並ぶディープな場所です(写真:筆者撮影)

以前の歌舞伎町ロケの実情を知る者として、まさに隔世の感があります。

「撮らせない街」から「撮らせる街」へと変貌した歌舞伎町

もともと東京都区部では、伝統的に東部の台東区などが撮影の受け入れを積極的に行ってきました。最近では江東区も、さまざまなシーンが撮れると人気です。

一方で新宿区は「求められれば受け入れる」というスタンスのもと、制作陣からのニーズを受けて観光協会や商店街が主体となって合意形成を図る体制が整いつつあります。比較的撮影許諾の容易な西口エリアなど、ロケが行いやすい場所も開拓されつつあります。

新宿西口に広がる超高層ビル群。左奥にそびえる独特のダイヤモンド型外装が目を引くのはモード学園コクーンタワーです。歌舞伎町のある東口とは対照的な、オフィス街としての新宿の顔が見えます(写真:筆者撮影)

プロの制作陣が本物の「“街”感」や「繁華街の熱量」を求めて歌舞伎町を選ぶのは、いまや単なる場所の貸し出し以上の意味を持っています。

かつては「撮らせない街」だった歌舞伎町が、今では「撮らせる街」へと変貌を遂げました。この変化は、街のルールを守りながら共に盛り上げていこうとする人々の粘り強い挑戦の結果です。

東京ロケーションボックスの担当者も「引き続き歌舞伎町ロケへのチャレンジや相談には受けて立ちます」と意気込んでいます。

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