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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

「アルタ前を深夜封鎖」「3作品の同日ロケ」…60年、"撮影禁止"だった《新宿・歌舞伎町》が"撮らせる街"へと変貌したワケ

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歌舞伎町
日本の繁華街を象徴する“眠らない街”新宿・歌舞伎町(写真:筆者撮影)
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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ロケ地マップを制作したジャパン・フィルムコミッションによると、本作は東京をはじめ全国11都県をまたぐ縦断ロケが行われ、日本でのロケによる直接的経済効果は約31億円に上るとしています。

ただしこのときは、地元には「イベント開催」として説明していたものの、実際には大規模な撮影だったことがハレーションを呼び、以降しばらく歌舞伎町での撮影許可が下りない時期が続きました。

東京ロケーションボックスが制作したロケ地マップ。近年、多くの作品が撮影されていたことがわかります(写真:筆者撮影)

しかし、新宿が舞台の原作の実写化で、鈴木亮平さんが主演したNetflix映画『シティーハンター』(24年)の撮影で、歌舞伎町がロケ地として再び登場。今回はシネシティ広場でのイベントを実際に行い、終了後に撮影を実施するなどの工夫を施したといいます。

「ゴジラロード」入口。奥にはホテルグレイスリー新宿屋上のゴジラも顔をのぞかせます。映画『シティーハンター』など数多くの作品でロケ地として登場した、歌舞伎町を象徴するスポットです(写真:筆者撮影)

この作品をきっかけに、劇場通り一番街やゴジラロードなど「本丸」のエリアでも、地元の有力な映画プロデューサーなどの力を借りながら、ゲリラ的なものから大規模な撮影まで、少しずつ事例を積み重ねていきました。

アルタ前の道路を「深夜封鎖」し、数百名のエキストラを投入

そして、その流れが結実したのが、今年5月公開の映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』です。

歌舞伎町で起こった強盗事件がきっかけとなり、ヤクザとホストグループの抗争から巨大な陰謀へとストーリーが展開。「新宿全体が戦場と化す」という同作(画像:映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』公式インスタグラム movietokyoburstより)

歌舞伎町はもちろん、新宿駅東口のアルタ前の道路を深夜封鎖し、数百名のエキストラを入れた撮影が行われ、大迫力の映像が生まれました。内田英治監督自身も、「これまで歌舞伎町が舞台の撮影といえば、セットを作って地方都市で撮影するのが当たり前だった」と驚きを語っています。

新宿駅東口の交差点付近、新宿通り沿いの様子。写真左奥がアルタ(現在は閉館・解体中)です(写真:筆者撮影)
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