ランキング上位は『相棒 season25』(テレビ朝日系)、『救命病棟24時』(フジテレビ系)、『LOST10』(TBS系)、『俺たちの箱根駅伝』(日本テレビ系)が僅差で競り合いながら、SNSやネットニュースも盛り上がっている。ほかにもこれからに期待ができそうなドラマも少なくない。今期は豊作になりそうだ。
まず今期のTOP10で興味深いのは、近年視聴率上位を定位置にしているテレビ朝日のドラマが『相棒 season25』しか入っていないこと。固定ファン層に支えられる安定のシリーズである同作以外はTOP10圏外になり、好調だったテレ朝が今期は苦戦を強いられていることがうかがえる。


逆にいえば、他局ドラマが健闘しているということ。昨今はTOP5をTBSとテレビ朝日が占めることが多かったが、今期は日本テレビとフジテレビが食い込み、テレビ東京もそのすぐ後につけている。とくにフジテレビ系の作品がカンテレを含めてTOP5に2作、TOP10では5作をランクインさせる大躍進を見せている。
『救命病棟24時』の大躍進
なかでも注目されるのは、『救命病棟24時』が初回2桁に乗せたこと。フジテレビドラマの2桁スタートは23年4月期『風間公親ー教場0ー」(12.1%)以来3年ぶり。不振が続いていたかつてのドラマの雄の復活の狼煙になるか注目される。
しかし、そう簡単ではないかもしれない。同作は人気シリーズの13年ぶりの新作であり、16年ぶりの共演となった江口洋介と松嶋菜々子のW主演。往年のドラマファンからの注目度は高いだろう。
ただ、そのストーリーも演出も、昔ながらのコテコテのフジテレビ感が随所に目立った。昨今の話題になるドラマの空気感と比較すると時代錯誤感が多少ある。
初回こそ10月期ドラマのなかで2桁スタートを切ったが、第2話では8.1%と大きく落ち込んだ。ただ、初回から少しずつ数字を下げるのは一般的な傾向だ。過去5シリーズが放送されている老舗医療ドラマのファンは少なくないはず。現代社会にアジャストした物語で再び名作になるか注目される。


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