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「常に新しい凶器を探せ」…昭和を駆け抜けた"稀代の極悪女王"ダンプ松本が使いこなせなかった《意外な凶器》とは

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「極悪女王」として絶大な人気を誇ったダンプ松本の意外なエピソードを紹介します(写真:hafuphoto/PIXTA)
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苦心して美しい弧を描いたつもりが、勢い余って自分に跳ね返ってくることが何度もあった。そのせいか、鞭はメインアイテムに昇格する前にお払い箱となった。

墓地などで見かける木製の卒塔婆を、クラッシュ・ギャルズとの抗争で持ち込んだこともある。「クラッシュ、死ね」と書かれた卒塔婆は、ライオネス飛鳥によって一瞬でへし折られた。先祖や亡くなられた方を供養する卒塔婆を凶器にするとは、不届きにもほどがある。

相手の皮膚が見る見る真っ赤に腫れ上がることも

意外な凶器は、布製のロープだ。複数個所で結び目をつくり、水で湿らせると、布が縮んで凝固する。その箇所を相手にヒットさせると、皮膚が見る見る真っ赤に腫れ上がった。なんの変哲もないロープがその有効性を発揮したときは、「すごいの見つけちゃったね」と全員で称え合った。

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しかし、盲点もあった。ロープを奪われ、やり返されたときのリスクである。

やられた相手の情念も込められているぶん、強烈な苦痛を受けることになったのだ。さすがのダンプものたうち回って悶絶し、「あれはまずかったね。痛い、痛いっ!」と音を上げた。

対戦相手の目の上で、生のレモンやオレンジを絞ったこともある。しかし、これにも弱点があった。果実は手のひらサイズに収まってしまうため、後方席の観客に伝わらないのだ。

選手が「目が、目が……。目が痛いっ!!」と七転八倒したところで、観客は「ん?」とポカン。狙いどおりのリアクションを得られなかったため、定着しなかった。

凶器使いのセンスを受け継いだのは、ダンプ引退後に新ヒール軍団・獄門党を創始したブル中野だ。

ブルは樫の木で作られたヌンチャク、棒術の棒、三節棍などをゼロから学んだ。プロの使い手から直接指導を受けたこともある。武術である三節棍は、カンフー映画などを観て研究。いずれも苦戦していたが、時間をかけても最終的に体得するあたりは、さすが女帝だ。

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