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ライフ #広がる新しい暮らし方 "廃居"という磁力

駅チカ・谷底の「廃墟集落」が秘密基地みたいな新名所に《成田山表参道近く》自己資金を投じ、10年以上かけた街づくり

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浪漫ヴィレッジ成田開発前の廃墟
成田駅の近くにあった廃墟集落が、どのように生まれ変わったのでしょうか(写真:浪漫ヴィレッジ成田提供)
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また、秋からはこの場所が祭りのお囃子の練習に使われるようになる予定だ。

「成田では7月に成田祇園祭という祭りがあり、各町内の山車が繰り出すのですが、他地域のお祭りにも参加するため、11月くらいまでお囃子の練習が続きます。これまでは公民館で練習してきたのですが、せっかく舞台もあるので、ここで練習をしませんかとお誘いしました。お祭りのオフシーズンでも、夜、どこからかお囃子が聞こえてくる街というのはいい雰囲気じゃないですか」

祭りのお囃子だけでなく、エイサーのチームが三線の練習をしたり、ジャズが演奏されたりと舞台はいろいろに使われており、それが静まり返った暗い参道にどこからともなく響いてくる様子を想像するとちょっとわくわくする。せっかく、成田に泊まるならそんな日に遭遇したいものだ。

敷地の端にある路地。この先に何があるのだろうとわくわくする(写真:筆者撮影)
敷地のもう一端を通る道。といっても階段で、この敷地の活用のしにくさがよく分かる(写真:筆者撮影)

新道通りにも変化の兆し

ちなみに新勝寺に向かう通りのひとつ、新道通りでも2023年夏から「成田Meets!プロジェクト」なる空き家再生プロジェクトが始まっており、表参道の両脇から新しい動きが生まれ始めている。10年前には空き家が目立った新道通りだが、現在は少しずつ若い人が入ってきている。

友人たちと海外に行く予定だった筆者がパスポートを忘れ、仕方なく新勝寺に参詣、しょんぼりとこの新道通りを歩いたのが10年前。当時は、もっともっと“うら寂しい”場所だったが、現在は古着店、カフェその他が点在している(写真:筆者撮影)

古くから信仰を集める新勝寺だけに老舗が多く、賃料の高い表参道では大きな変化は起こりにくいかもしれない。だが、そこから外れたところからなら新しいものも生まれやすい。歴史や定番土産に加え、これまでにない面白いモノもちょっとは欲しいと思うのは私だけではないはずだ。

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