「訪問看護」は、看護師が主治医の指示に基づき、体調の確認や医療処置、療養上のケアを行います。
「訪問介護」は、介護職が食事、排泄、入浴などの身体介護や生活の援助を担います。さらに、ケアマネジャーや薬剤師、理学療法士・作業療法士などのリハビリ職が連携して、医療と暮らしの両面を支えます。
「家で大丈夫」に込める意味
終末期の療養場所を考えるとき、「病院か、施設か、それとも家で最期を迎えるか」と選択肢を示されることがあります。ときには「家で看取る覚悟がありますか」と、家族が問われることもあります。筆者は、この「覚悟」という言葉にずっと違和感を持ってきました。
家でどのような医療や支援を受けられるのか、十分に知らないまま覚悟を問われれば、「家を選ぶなら、あとは自分たちでやってください」と聞こえてしまうからです。それは、支える側が担うべき責任まで、患者さんや家族に背負わせていることになりかねません。
例えば、“しろひげ”の初診では、「家でも大丈夫」と言える理由を、できるだけ具体的に説明します。
常勤の主治医が定期的に訪問すること。痛みが強くなれば、自宅でも医療用麻薬を使えること。看護師や介護士、ケアマネ、薬剤師がチームで患者さんのケアに当たり支えることで、介護負担を家族に感じさせずに、患者本人や家族のその人らしさを守ってあげることができること……。
その安心感を必ず守ると約束できるからこそ、「家で大丈夫」と言い切ることができるのです。


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