ただ、こうしたサイズ感は「世の中で初めて」のものではない。折りたたみ型自体はもう9年ほど前から存在しており、特にサムスンが積極的に製品を投入してきた。今年も3モデルを発売しているが、その背景は本誌でも記事にしている。
サムスンとアップルは、スマホ市場でシェアを競い合うライバル同士。その中で、高価といわれる折りたたみ型でもついに競合するようになってきた。
今年サムスンが出したのが、俗に「パスポートサイズ」と呼ばれる形態。従来の機種より縦が短く、サイズがパスポートに近いことからこう呼ばれる。iPhone Duoも、サムスンの「Galaxy Z Fold8」もこのタイプである。
とはいうものの、両者のサイズ感は同じというわけではない。角が丸くなっている分、iPhone Duoのほうが小さい印象を受ける。ただこれは「サイズ感」の話であり、上下にはGalaxyのほうが、左右にはiPhone Duoのほうが少し大きい。
マット仕上げのディスプレイは良好
最大の違いは、開いたときに使う内側のディスプレイの印象だ。
世の中にあるほとんどのスマホは、光沢仕上げのディスプレイを使っている。iPhone Duoの表側ディスプレイもそうだ。ディスプレイ輝度が高く、明るくなりやすいからだ。Galaxy Z Fold8などの折りたたみ型スマホの内側ディスプレイも例外ではなかった。
だがiPhone Duoの内側のディスプレイは、マット仕上げの「ナノテクスチャ・ディスプレイ」になっている。多少色純度は落ちるし、直射日光下では多少見づらくなるものの、反射による映り込みはほとんどなく、特に室内では意外なほど見やすい。ナノテクスチャ・ディスプレイは手触りもさらっとしていて心地いい。


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