特にビジネスにおいては、仕事の評価は100%他者が決めます。「自分らしく仕事をしたい」「型破りにいきたい」という気持ちはわかります。でも、型破りというのは、型がなければ破れない。型を持っていない状態でそれを言っても、ただの「型なし」です。
だからこそ、ビジネスでは人と比べることが必要になります。この人は自分より優れている、ここは自分のほうが優れている。そういった現実をちゃんと見ていく。そのあとに自分を責める必要はありません。ただ現実を見る。それだけでいいんです。
一方、人生においては話が違います。自分が納得できる生き方ができていれば、それでOK。他人に「もっとこうしたほうがいい」と言われても、余計なお世話とあしらってしまってもいいんです。
陥りがちな「NG思考」とは?
森本:比べるべきところと、比べなくていいところがあるということですね。
白石:では、比べ方が下手な人の脳内では何が起きているのでしょうか。実は、人と比べた瞬間、こんなプロセスが自動的に発生しています。
2:解釈が生まれる 「自分のほうが劣っている」「負けている」
3:感情が発生する 「悔しい、うらやましい」「自分はダメだ」
これは、意識してもなかなか止められませんよね。だから、この考えが起こること自体を責める必要はありません。ここで意識していただきたいのが、「こういう考えが起きている」ということに気づくこと。そして、この感情を否定せず、受け入れるということです。
「自分は今、悔しいと感じているな」「うらやましいと思っているな」。そのことを、否定せずにただ受け入れるんです。
すると何が起きるでしょうか。比較対象の人を、観察できるようになるんです。感情を否定したまま見ると、嫉妬や悔しさが混ざって相手をちゃんと見られなくなり、いいところを盗めなくなってしまいます。


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