東日本大震災の発生から1週間ほど経った頃だろうか。福島第一原子力発電所の事故を受けて世界の関心が高まる中、国土交通省の出先機関である東北地方整備局も、英語版ホームページを立ち上げることになった。
そのページには、1つだけ「ウソ」があった。
当時の整備局長・徳山日出男の肩書だ。
本来なら「Director-General」となるところを、「Chief Commander」とした。日本語に意訳すれば「最高司令官」。軍の最高指揮官を意味する呼び名である。提案したのは、英訳を担当した職員だった。
職員から相談を受けた総務部長(当時)の神山敬次は、こう振り返る。
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