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ライフ #廃墟モールの経済学

「このエリアは発展する」予想は当たったが…イオンタウン擁する"官民連携の新拠点"に揺らぐ「千葉の脱駅前モール」の示唆

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千葉県旭市サンモール
地元企業が開発・運営していた「サンモール」(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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現在の「イオンモール銚子」。銚子市は人口減少が著しく、今となってはこちらも客数がやや落ち着いており、空き区画が点在する(写真:筆者撮影)

しかし2022(令和4)年4月、「サンモール」からJRの線路を越えた南側、車で5〜10分ほどの場所に、イオンスタイルを核テナントとする「イオンタウン旭」が誕生した。

2022年に誕生した「イオンタウン旭」(写真:筆者撮影)
「イオンタウン旭」付近から「サンモール」が見えるくらい近い(写真:筆者撮影)

翌2023年2月に、「サンモール」の核テナントであるイオンは撤退してしまった。扇屋ジャスコ時代から数えて、40年余りの歴史に幕を下ろした。

イオン側は当初、「イオンタウン旭」をオープンしても「サンモール」のイオンは営業を続けると表明していた。ところが、「イオンタウン旭」のオープンから1年も経たないうちに「サンモール」から撤退している。イオン側はその理由を、設備の老朽化によるコスト増加と説明している。(旭市議会会議録 令和5年9月 定例会(第3回)09月07日-02号)

注目を集めた官民連携の中核施設

「イオンタウン旭」は、旭市による官民連携の街づくり施策「生涯活躍のまち・みらいあさひ」の中核施設である。

市は総合病院である「国保旭中央病院」や「道の駅 季楽里あさひ」が立地するエリアを地域の活性化拠点にすると決め、公募によりイオンタウンを含む4社のグループを選んだ。

「国保旭中央病院」。非常に大きな病院で、多数の車が駐車されている(写真:筆者撮影)
病院から東へ1kmほどの場所にある「道の駅 季楽里あさひ」(写真:筆者撮影)

市は人口減少と少子高齢化を食い止めることを目指している。「イオンタウン旭」の裏には2024(令和6)年に特別養護老人ホームがつくられ、移住者向け住宅も計画されている。

「イオンタウン旭」の裏に立つ特別養護老人ホーム(写真:筆者撮影)
移住者向け住宅の予定地は更地のまま(写真:筆者撮影)

「イオンタウン旭」の2階には市が多世代交流施設「おひさまテラス」を設置し、イオンタウンが指定管理者となっている。「おひさまテラス」には、600冊の本が並ぶライブラリー、コワーキングスペース、音楽・ダンス・キッチンのスタジオ、屋内公園、一時預かり保育所のベビーキャンプ、地元食材を扱うカフェレストランが設けられている。

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