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ピンクに染まる客席。スポーツDJの呼び掛けに合わせて、観客が「T!O!K・Y・O!」と声をそろえる。バレーボールの国内トップリーグ「大同生命SV.LEAGUE」で、ひときわ大きな声援を集めるチームが東京グレートベアーズ(以下、東京GB)だ。
昨シーズンは、チームが掲げた「年間来場者数12万人」という目標を突破。来場者数はSV.LEAGUE最多となった。動員の進み具合をファンがSNSで共有し、自分が行けない試合には知人を送り込む。そんな光景も生まれている。
だが4年前、このチームは、「活動休止」を告げられた実業団チームだった。消えかけたチームを引き受けたのは、シャンプーや柔軟剤などを手がける消費財メーカーのネイチャーラボだ。
スポーツチームの運営はおろか、スポンサーの経験すらなかった会社が、なぜ年間5億〜6億円規模の運営費がかかるチームを抱える決断をしたのか。一人の現役選手の直談判から始まった、再生の舞台裏に迫る。
「上手なバレーをしているだけ」だった会場に、ミラーボールが
照明が落ちた場内にクラシック調の音楽が響き、ミラーボールが回り始める。選手入場では一転、東京スカパラダイスオーケストラが手がけた疾走感あふれるテーマソングとオリジナルアニメーションが流れ、手拍子と歓声が選手たちを迎える。これが東京GBのホームゲームのオープニングだ。


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