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「戦時中の食事?」「病院食みたい」の声まで…"貧相すぎる学校給食"が物議、ネグレクト家庭出身ライターが感じたこと

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入間市学校給食課のポスト
入間市の学校給食センターが2026年10月8日に提供した「わかめラーメン」などの献立。副菜の量が少なく見えるとして、SNS上で心配する声が相次いだ(画像:入間市学校給食課公式X)
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両親が離婚したあと、祖父母の家で暮らしはじめた筆者たちを見た祖母は、事あるごとに「給食がなかったら餓死しとったね」と話していた。当時は大げさだなと感じていたものだが、生き延びた今となってはまったくそうではなかったなと思う。

こうした過酷な幼少期を過ごしてきたからこそ、令和の給食事情を垣間見ると胸が痛くなる。もしネグレクトで給食以外まともな食事ができない環境の子どもがいるなら、生き延びるのがかなり難しいはずだ。

だが、世界は見えているだけがすべてではない。筆者は大人になって子どもを支援する側に回ってから、いかに自分の認識が偏っていたのかを実感させられることとなる。

児童養護施設で働いて分かった本当の事情

筆者は母との関係悪化を経て、心理学を学ぶために大学へ進学した。世間で言うFラン大学だが、筆者にとって非常に多くの学びがある場所だった。大学時代に気づいたのだが、筆者は子どもの相手が異常に得意だった。「出来ること」を仕事にしようと考え、卒業後は児童養護施設へ就職した。

児童養護施設に対し、どんな印象を持っているだろうか? 施設を舞台とした物語は多数あり、中には施設の中で冷遇されている子どもの様子を描いた作品もある。きっと多くの人は「かわいそう」というイメージを持っているだろう。かつての筆者もそのひとりだった。

あくまで筆者が働いていた施設なので全部がそうとは言えないのだが……驚くことに、児童養護施設の子どもたちは世間が想像するより遥かに恵まれた環境で生活していた。それを特に実感させられたのが、子どもたちの「食事」だった。

筆者が配属されたのは、少人数で実際の家庭のような環境で生活する「グループホーム」だった。筆者がいたグループホームの最大収容人数は6人。小学生から高校生までの女の子が暮らす家で、毎日子どもと関わりながら家事に勤しんでいた。

新人である筆者に与えられたメインの仕事は、毎日の食事作りだった。施設によるとは思うが、筆者が配属されたグループホームでは、「ケアワーカー」と呼ばれる職員が子どもたちの食事を作っていた。

当然ながら、育ち盛りの女子6人に加え、職員1〜2人前の食事作りは簡単ではなかった。一人暮らしで自炊していたが、これほど多くの料理を作った経験がなかったからだ。

毎日、新聞の折込チラシをチェックして、安い食材を把握することから始まる。スーパーへ足を運ぶ前に献立を作り、買い物をメモする。そうしてエコバッグと財布を握り、自転車でスーパーをハシゴするのだ。

当時子どもたちの成長のため、毎日16種類ほどの食材を使うのが理想とされていた(はずだ)。8人前ともなると、毎日買い物に行かなければならない。米や調味料が切れそうなら、一往復だけでは済まないほどだった。

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