あるいは、比較的ボリューム感のある給食を提供している自治体との比較の声なども確認できる。
文部科学省の2023年度調査によると、公立小学校の給食にかかる食材費は全国平均で月額4688円だった。26年度には公立小学校の給食費について、月額5200円を基準とした国と自治体による負担軽減制度が始まっている。物価高が続くなか、限られた予算で給食の質と量をどう維持するかは、自治体にとって重要な課題となっている。
さて、筆者はこのささやかな量の給食を見て、「自分が令和の小学生だったら餓死してるなあ」と感じた。なぜなら、筆者は給食のおかげで命をつないだタイプの毒親サバイバーだからだ。
以下、自分の過去についての話が続くが、あくまでも給食というものの重要性を訴えるためである。自己顕示などではないことをあらかじめ断っておきたい。
思い出のご飯は「午後の紅茶」と「じゃがりこ」だった幼少期
筆者は幼少期に厳しいネグレクトを受けていた。4、5歳の物心ついた頃から留守番は当たり前で、ひとりでも食べられる食事は用意されていなかった。常に空腹に耐えながら、ただただじっと暗い部屋で過ごすような子どもだった。
幸いなことに、ひとつ上の兄がいたおかげで協力し合って生き延びられたが、今思えば本当にたまたまだったのだろう。マンションの3階に住んでいた当時、筆者はひとりでベランダに出るような子どもだったのだ。
そんな筆者には、両親の離婚で祖父母の家に住むまでの食事の記憶がほとんど残っていない。よく与えられたのは、コンビニで買ってきた午後の紅茶ミルクティーとじゃがりこだ。じゃがりこはサラダとチーズしか食べたことがなく、大きくなって自分で他の味を買ったときの衝撃はいまだに忘れられないほどだ。


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