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障害者の法定雇用率「2.5%→2.7%」で現場に起きる問題…「丁寧に向き合う会社」ほど疲弊しがちな"切実すぎる理由"

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(写真:中尾文香さん提供)
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「社会人になると、学生時代とはまったく異なるルールのなかで生活することに。すると、社会や会社の暗黙の了解が理解できず、順応できないケースがあります。学生時代という早い段階から、実際の仕事や企業との関わりを経験し、自分が力を発揮できる環境を知る。同時に企業側も、その人の力を活かせる環境や仕事を一緒に考える。そんな機会をつくっています」

メンターが伴走してくれるのも大きい。学生が何かにつまずいた時、何がうまくいかなかったのか、本人の特性だけでなく仕事や環境との関係から一緒に考え、新しい挑戦をしていく。

自身の特性に気づいていなかった学生は、これまでもうまくいかなかった経験を積み重ねている場合があり、自己肯定感が低くなっている場合が少なくないという。メンターとともに挑戦する場を少しずつ増やし、前を向いてもらいたいと中尾さんは話す。

さらに特徴的なのは、企業の障害者雇用の担当者などにも参加してもらい、学生と接点をつくっていることだ。単なる企業説明会ではなく、学生と企業が実際に対話したり、仕事を体験したりしている。

この取り組みは、企業側にもメリットがある。採用前に何度も学生と関わるため「この学生はこんなことができる」「こんなふうに環境を整えればいいのだ」と知り、学ぶことができる。面接だけでは見えない一面を知り、学生と企業が一緒に働き方を考えていく。もし「この人と一緒に働きたい」となれば、採用につなげていく可能性もあるのだ。

就労支援だけではなく、「一緒に働く」を考える

abletoは、企業に学生を就職させるだけの就労支援だけではなく、企業と学生の双方が対話をしながら「一緒に働く」を考えるための接点をつくる場だといえるだろう。

2026年6月、「ableto 次世代のキャリア形成プログラム 2026 in 関西」が開催された。学生が企業と一緒に模擬仕事を体験した。2026年11月には東京での体験プログラムも開催予定だ。

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