度数を測定してもらう際、「視力1.5ぐらい見えるように」などと考えがちですが、じつはそれが、大きな落とし穴。現代の生活環境においては、「遠くがよく見えること」が一概に正解とは限りません。
人によって、そしてライフスタイルの変化によっても、日常的によく見る距離は変わってきます。たとえば、車での移動が多い人や屋外での作業が中心となる人は遠くが見える必要がありますが、移動は電車、デスクワークが中心となれば、そこまで見える必要はないとも言えます。むしろ、遠くがよく見える眼鏡で近くを見続けると、目はピントを合わせるために必要以上に労力を使い、その結果、目が疲れてしまうのです。
一般的にピントを合わせる力の低下を自覚するのは40代頃ですが、実際にはそれ以前から低下をしており、年齢を重ねるほど「明視域」と言われるピントを合わせられる範囲が狭くなっていきます。そのため、ラクに、そして快適に見るためには“見たい距離にピントが合う度数で作る”ことが欠かせないのです。
測定時に必要なコミュニケーション
眼鏡の度数は、自分の視力だけではなく「どこを見たいか」によって決まります。接客のなかで仕事内容や趣味など細かく聞かれることがあるのは、そのためです。このカウンセリングがとにかく重要なので、大人世代はじっくり相談にのってくれるお店へ行くことをおすすめします。
自分のライフスタイルや見え方の要望はできるだけ詳しく伝えたほうが度数決定の参考になるため、まずは事前に「どこを見るときに、どう困っているか」など伝えるべきことを整理しておきましょう。


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